井山裕太名人への挑戦権を争う第40期名人戦リーグ【主催:朝日新聞社】は7月30日(木)に最終戦が一斉対局で行われた。前節まで2敗で河野臨九段、山下敬吾九段、高尾紳路天元、黄翊祖八段の4人が並ぶ混戦となり注目の最終戦となった。結果は河野は張栩九段に敗れて後退。山下と黄の直接対戦は山下が勝ち。高尾は村川大介王座を破った。これにより高尾と山下が6勝2敗で並び、両者によるプレーオフとなった。プレーオフは8月3日(月)に東京・市ヶ谷の日本棋院で行われる。
5年ぶりの名人戦挑戦手合出場となるか 高尾紳路天元 |
今年4回目の挑戦手合出場を狙う 山下敬吾九段 |
7月30日(木)名人リーグ結果 ※左側勝ち △・・・黒番
高尾紳路天元(6勝2敗) 中押し △村川大介王座(3勝5敗)
山下敬吾九段(6勝2敗) 中押し △黄翊祖八段(5勝3敗)
△張栩九段(5勝3敗) 中押し 河野臨九段(5勝3敗)
羽根直樹九段(2勝6敗) 中押し △金沢真七段(1勝7敗)
最終節手空きの蘇耀国九段は3勝5敗。
3位以下の順位は、3位河野臨九段、4位張栩九段、5位黄翊祖八段、6位村川大介王座となり、リーグ陥落は羽根直樹九段、蘇耀国九段、金沢真七段の3名となった。
名人戦の詳細は朝日新聞観戦記でご覧ください。