上野が大石を仕留めて快勝【湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦 第2ラウンド第10戦】


 日本、韓国、中国の各国女流棋士5名による勝ち抜き団体戦、「湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦」の第2ラウンドの初戦・第8戦が10月15日(土)に行われた。
 日本からは、囲碁ナショナルチーム選考会議で選出された藤沢里菜五段上野愛咲美四段鈴木歩七段謝依旻七段仲邑菫三段が出場している。
 第10戦は日本の最後の砦、上野愛咲美四段と中国の2番手の李赫五段が対戦し、上野が183手までで黒番中押し勝ちを収めた。
 勝った上野は明日18日に韓国の崔精九段と対戦する。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、各国間の移動制限が生じているため、湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦第1ラウンドはインターネット対局にて行います。
 この対局の模様は、「日本棋院囲碁チャンネル」(日本選手の対局のみ)、インターネット対局「幽玄の間」にて配信します。

評価値的にも上野が終始リードしていた
李赫の連勝は2でストップ
日本の2位以上に望みをつないだ。明日の相手は強敵・崔精九段
対局前にAIチェックを受ける両対局者
解説の向井千瑛六段とゲスト。上から森智咲初段、藤沢里菜女流本因坊、芝野虎丸九段

第1回湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦第10戦 終局図

黒:上野愛咲美四段 白:李赫五段 183手完、黒中押し勝ち


棋戦概要

棋戦名
湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦
主催
ソウル新聞、韓国棋院
主管
韓国棋院
協賛
湖盤建設
優勝賞金
1億ウォン
対局日時
第1ラウンド:5月22日(日)~28日(土)14時(日本時間)開始
対局場所
日本棋院東京本院
対局規定
コミ6目半、持時間各1時間、秒読み1分1回

棋各国選手

日本
韓国
崔精九段、呉侑珍九段、金彩瑛七段、許瑞玹三段、李スルジュ初段
中国
於之瑩七段、陸敏全六段、周泓余六段、李赫五段、呉依銘三段