韓国の申旻埈オンステージだった――。
日本、韓国、中国の団体勝ち抜き戦、第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦が9月19日(火)に中国の瀋陽「瀋陽万達華酒店」で開幕した。第1ラウンドは19日(火)から22日(金)まで4戦が行われた。
日本チームは、井山裕太九段、山下敬吾九段、一力遼七段、余正麒七段、許家元七段の5名。
対局は各日とも日本時間の15時から行われた。持ち時間は各1時間。コミは6目半。秒読みは1分1回。
4日間の展開を追っていくと、
19日(火)の第1戦。中国の范廷鈺九段と韓国・申旻埈六段の対決は申の勝ち。昨年7連勝を果たして大暴れだった中国の范、今年は沈黙。
20日(水)の第2戦に日本の余正麒七段の登場。申との戦いは申の勝ち。余は勝利に手が届かなかった。
21日(木)の第3戦は2連勝の申六段と中国の周睿羊九段との対局。申が勝って連勝を「3」に伸ばした。
そして本日22日(金)に行われた第4戦は、申六段と日本の許家元七段との対局。七段に昇段したばかりの許に期待がかかったが、結果は196手完、申の白番中押し勝ち。許は申の連勝を止められなかった。
続く第2ラウンドは韓国釜山で11月24日(金。入国は23日)から5日間で計5戦が行われる予定。
日本棋院ネット対局「幽玄の間」では農心杯の模様を全局ライブ中継します。対局の詳細は週刊碁の記事でお楽しみください。
第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第4戦
黒:許家元(日本) 白:申旻埈(韓国) 白番中押し勝ち
農心杯第1ラウンド 対局結果
――△印は先番。左側が勝者第1戦 9月19日(火)
申 旻埈六段(韓国) 3目半 △范 廷鈺九段(中国)
第2戦 9月20日(水)
△申 旻埈六段(韓国) 中 押 余 正麒七段(日本)
第3戦 9月21日(木)
△申 旻埈六段(韓国) 中 押 周 睿羊九段(中国)
第4戦 9月22日(金)
申 旻埈六段(韓国) 中 押 △許 家元七段(日本)
各国棋士
- 日本
-
- 韓国
- 金志錫九段、朴廷桓九段、申眞諝八段、申旻埈六段、金明訓五段
- 中国
- 柯潔九段、陳耀燁九段、范廷鈺九段、周睿羊九段、党毅飛九段
日程
- 第1ラウンド 9月19日(火)から22日(金)まで1日1局で計4局
- 第2ラウンドは11月24日(金)から韓国の釜山、第3ラウンドは中国・上海で行われる予定。