山下でも止められず......。韓国・申旻埈の連勝が続く日本、韓国、中国の団体勝ち抜き戦、第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の釜山ラウンドが11月24日(金)に韓国の釜山「農心ホテル」ではじまった。第1ラウンドは中国の瀋陽で9月19日(火)から22日(金)まで4戦が行われた。
日本チームは、井山裕太九段、山下敬吾九段、一力遼八段、余正麒七段、許家元七段の5名。
第5戦から釜山ラウンドの対局は14時から行われる。持ち時間は各1時間。コミは6目半。秒読みは1分1回。
第1ラウンドは韓国・申旻埈六段の独り舞台だった。日中の棋士を相手に4連勝を果たした。
第2ラウンドは釜山が舞台。釜山での第1局目にあたる第5戦は申旻埈と中国の陳耀燁九段が激突し申の勝利。連勝を「5」に伸ばした。
25日(土)は日本の山下敬吾九段が登場。注目が集まった。
激闘の結果は228手完、申の白番中押し勝ちとなり、山下も申の連勝を止められなかった。
続く第7戦は26日(日)の14時から韓国の申と中国選手との対局。ご注目ください。
日本棋院ネット対局「幽玄の間」では農心杯の模様を全局ライブ中継します。対局の詳細は週刊碁の記事でお楽しみください。
農心杯第2ラウンド 対局結果
――△印は先番。左側が勝者
第5戦 11月24日(金)
申 旻埈六段(韓国) 4目半 △陳 耀燁九段(中国)
第6戦 11月25日(土)
申 旻埈六段(韓国) 中押 △山下敬吾九段(日本)
第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第6戦
黒:山下敬吾(日本) 白:申旻埈(韓国) 白番中押し勝ち
(「幽玄の間」解説・林子淵八段)
農心辛ラーメン杯は、日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
各国棋士――カッコは敗退した選手
- 日本
-
- 韓国
- 金志錫九段、朴廷桓九段、申眞諝八段、申旻埈六段、金明訓五段
- 中国
- 柯潔九段、(陳耀燁九段)、(范廷鈺九段)、(周睿羊九段)、党毅飛九段
日程
- 第1ラウンド 9月19日(火)から22日(金)まで1日1局で計4局
- 第2ラウンド 11月24日(金)から韓国の釜山、第3ラウンドは中国・上海で行われる予定。