井山裕太九段、朴廷桓九段が決勝に【ワールド碁チャンピオンシップ2018 準決勝】


ワールド碁チャンピオンシップ2018【主催:日本棋院、協賛:株式会社NTTドコモ三井住友カード株式会社阪急電鉄株式会社株式会社囲碁将棋チャンネル、特別協力:日本経済新聞社、協力:日本航空株式会社株式会社ドワンゴ】の準決勝が、3月18日(日)に東京都千代田区の「日本棋院東京本院」で行われた。

準決勝は、井山裕太九段山下敬吾九段の日本勢対決と、朴廷桓九段(韓国)-柯潔九段(中国)の組み合わせとなった。

先に決勝進出を決めたのは韓国の朴廷桓九段。柯潔九段に「自分でも理解できない」というミスが出て早い決着となった。終局後、大盤解説会に登場した朴九段は「序盤ミスがあり押されていたが、途中、相手のミスがあって急に碁が終わった。明日はどちらがきても日本のトップ棋士。とにかく一局集中して最善を尽くして戦いたい」と話した。

日本勢対決となったもう一方の対局は、井山九段が山下九段に勝利し決勝進出を決めた。敗れた山下九段は「最後チャンスがあったかもしれないが、モノにできず残念。あとは井山さんに期待したい」と語り、井山九段は「朴さんは世界で一番充実している強い棋士。大きな舞台で戦えることを幸せに思っている。自分が今までやってきたことをしっかり出せるように、精一杯戦いたい」と決勝に向けての決意を語った。

決勝は、明日19日の10時30分から「日本棋院東京本院」で行われる。

18日 準決勝の結果(右側が勝ち、△は先番)

井山裕太九段 中押し 山下敬吾九段
朴廷桓九段(韓国) 中押し △柯潔九段(中国)

19日 決勝の組み合わせ

井山裕太九段 - 朴廷桓九段(韓国)

井山(左)が山下との日本勢対決を制して決勝へ
朴(右)が柯を下し決勝進出
YouTube「日本棋院囲碁チャンネル」の動画配信で解説を行う一力遼八段
準決勝の大盤解説会は高尾紳路九段大澤奈留美四段が担当。終局後には対局者も登場した

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「ワールド碁チャンピオンシップ2018」は、日本棋院ネット対局「幽玄の間」、YouTube「日本棋院囲碁チャンネル」でライブ中継いたします。(解説:18日 蘇耀国九段一力遼八段 19日 河野臨九段

また、囲碁・将棋チャンネル囲碁プレミアムニコニコ生放送でライブ中継されます。詳細はこちら

17日から19日の3日間、日本棋院2階ホールで大盤解説会を開催いたします。詳細はこちら

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