日中友好チーム、最終戦に敗れ降級【2022中国乙級リーグ第8戦】


 中国の団体リーグ戦・乙級リーグ(中国江蘇省無錫市)の最終・第8戦が11月23日に行われた。
 日本からは株式会社ジャステックの支援により「日中友好チーム」として平田智也七段沼舘沙輝哉七段孫喆七段広瀬優一六段が参加している。
 第8戦では寧夏天元錳業チームと対戦し、1勝3敗で敗れた。これで日中友好チームの最終成績は2勝5敗1分となり、16チーム中14位で次回は丙級リーグへの降級が決まった。
 新型コロナウイルス感染拡大に伴い各国間の移動制限が生じているため日本選手の対局は日本棋院東京本院でのネット対局で行いました。
 日中友好チームの対局は日本棋院ネット対局「幽玄の間」で中継しました。

対局結果(左勝者、△黒番)

11月23日(水) 第7戦 vs 寧夏天元錳業チーム
勝者 結果 相手
魯俊仁四段(中国) 6目半 平田智也七段
鄭宇航三段(中国) 中押し 沼舘沙輝哉七段
楊智文初段(中国) 中押し 孫喆七段
広瀬優一六段 中押し 花暢二段(中国)

終局後、主将の平田の周りに集まる日中友好チーム。
左から、孫、監督の孔令文、平田、沼舘、広瀬

主将の平田はリーグ戦4勝

沼舘は勝利を挙げることが出来なかった

不完全燃焼に終わった孫

チームで1人気を吐いた広瀬。6勝2敗と勝ち越した

「責任を感じている」と主将の平田

乙級リーグ出場棋士


対局日程 と 結果
11月15日(火) 第1戦 雲南チーム 3勝1敗
11月16日(水) 第2戦 中国移動上海チーム 1勝3敗
11月17日(木) 第3戦 雲南体彩チーム 2勝2敗
11月18日(金) 第4戦 河北チーム 0勝4敗
11月19日(土) (休息日)
11月20日(日) 第5戦 台湾中環チーム 3勝1敗
11月21日(月) 第6戦 杭州智力運動学校チーム 1勝3敗
11月22日(火) 第7戦 広東東湖棋院チーム 1勝3敗
11月23日(水) 第8戦 寧夏天元錳業チーム 1勝3敗
13時30分(日本時間)対局開始

規定

  • 中国ルールコミ7目半、持時間各2時間1分の秒読み5回
  • 乙級リーグは16チームが参加。8局を戦い上位2チームは次期甲級リーグに昇格、下位3チームは丙級リーグに降格
  • 勝ちごとに2点、負けは0点を加える。得点の合計が高いチームが勝点2、引き分けは1点、負けは0点
  • 3コウ、長生などの無勝負は再対局を行う
  • 以下の順番で順位を決定する。
    (1)勝点合計
    (2)得点合計
    (3)相手勝点の合計
    (4)勝数
    (5)主将以下の勝率
    (6)チーム間の勝ち負け
    (7)主将以下の連勝
    (8)すべての相手の順位
    (9)抽選
  • 日本、韓国、中華台北の棋士は、それぞれの棋院でオンライン対戦を行う

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