25歳以下の棋士が参加する第2回テイケイ杯俊英戦(協賛:テイケイ株式会社)の決勝三番勝負第1局が、4月1日に東京都千代田区の「竜星スタジオ」で行われた。
俊英戦は6名ずつのA、Bリーグ戦を戦い、各リーグの優勝者が決勝三番勝負を争う。昨年12月に行われたリーグ戦で一力遼棋聖と芝野虎丸名人が各リーグで優勝。芝野は昨年に引き続き2度目の決勝進出となる。
1日に行われた第1局では156手までで白番の一力が中押し勝ちを収め、テイケイ杯俊英獲得にあと1勝に迫った。終局時刻は16時5分、持ち時間2時間のうち残り時間は黒番の芝野が1分、白番の一力が1分だった 。
一力が優勝を決めるか、芝野が第3局に持ち込むか、第2局は5月6日(土)に行われる。
なお、本対局の模様は囲碁・将棋チャンネルで生放送、YouTube「囲碁将棋プラス」でライブ配信、日本棋院ネット対局「幽玄の間」で棋譜中継しました。
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決勝戦は今年の棋聖戦挑戦手合と同じ顔合わせとなった。
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一力が白番中押し勝ちし先勝をあげた。
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後が無い芝野。第2局での巻き返しを図る
第2回テイケイ杯俊英戦決勝三番勝負第1局 終局図
黒:芝野虎丸名人 白:一力遼棋聖 白中押し勝ち
テイケイ杯は、45歳以上の女流上位棋士ら(※)が参加する「女流レジェンド戦」、 60歳以上の上位棋士ら(※)が出場する「レジェンド戦」、 25歳以下の棋士が出場する「俊英戦」の3棋戦が2021年に創設された。
※:詳細は各棋戦ページを参照