2年ぶりの開催は中国が勝利【第22期阿含・桐山杯 早碁オープン戦 日中決戦】


 日本の阿含桐山杯・許家元九段と中国の阿含桐山杯・辜梓豪(こしごう)九段が対戦する、 第22期阿含・桐山杯早碁オープン戦日中決戦 (後援:毎日新聞社京都新聞社/特別協賛:阿含宗)が 12月8日に2年ぶりに新型コロナの感染拡大をうけインターネット対局で行われた。
 結果は辜が165手までで黒番中押し勝ちをおさめ、2期ぶり2回目の優勝を飾った。中国は通算16回目の優勝。許の初優勝はならなかった。

終局後のコメント

許家元阿含桐山杯
「一気に負けにしてしまった。キリ(黒99)を深く読んでいなかった。(日中決戦に参加してみて)勝ちたかったという思いが大きい。 井山さんが世界戦ですごい連勝していて、自分もがんばりたかった気持ちがあったが秒読みの中でぬるかった。残念。さらに努力して(再び)出れるようにがんばりたい。 (序盤に時間を使う状況になったのか)研究からはずれたところで、ツケキリ(黒33)で仕掛けてきたところでまったく研究したことのない形でそこでかなり時間を使ってしまった。 特に(秒読みが)30秒1回というのがあまり経験がなかった。練習碁で何局か打ったが先に秒読みにはいるとつらかった。」

勝利した辜梓豪は中国ランキング5本の指に入る超強豪
許、世界の壁は厚かったか
対局前に健闘を誓い記念写真
終局図(幽玄の間解説:張豊猷八段


概要

棋戦名称
第22期 阿含・桐山杯早碁オープン戦 日中決戦
主催
公益財団法人日本棋院、中国国際友好聯絡会、中国囲棋協会
後援
毎日新聞社、京都新聞
特別協賛
阿含宗
日時
2021年12月8日(水) 14時(日本時間)より対局開始
会場
日本棋院東京本院
決勝組合せ
許家元 日本 阿含・桐山杯者 対 辜梓豪 中国 阿含・桐山杯者
対局規定
持時間 各1時間
ルール 中国ルール
秒読み 使い切ってから一手30秒の秒読み
コミ  7目半
賞金
優勝 500万円、準優勝 200万円

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