阿含・桐山杯第23期全日本早碁オープン戦の決勝戦が10月8日に京都府京都市の阿含宗本山総本殿・釈迦山大菩提寺で行われた。
結果は、河野臨九段が二十五世本因坊治勲 に、220手までで白番半目勝ちをおさめ、初優勝を果たした。
優勝した河野九段は12月に京都市で行われる予定の阿含桐山杯日中決戦で中国桐山杯の柯潔九段と対戦する。
局後インタビューでのコメント
河野「苦しい時間が長く、半目というギリギリの勝負だったので終わってほっとしている。
序盤、上辺で見慣れない形となったが、いい勝負と思う。その後、左下のコウ争いで先手で解消しては打てるかと思った。
右辺で断点に迫った手に対して、ツケが素晴らしかった。きれいにシボリが決まって中央を止められ苦しくした。
今後、詳しくみないと分からないが、大ヨセで少し得をしたかもしれない。
(日中決戦に向けて)柯潔九段とは初対局となる。最近の活躍が凄く、囲碁の内容でも感心させられる。大変な相手だが自分なりに努力し、いい碁を打ちたい」
この対局は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたしました。
阿含・桐山杯決勝戦終局図
黒:二十五世本因坊治勲 白:河野臨九段 白番半目勝ち
(幽玄の間解説:三谷哲也七段)