高尾が2年連続の挑戦権獲得!【第41期名人戦リーグ最終戦一斉対局】


井山裕太名人への挑戦権を争う第41期名人戦リーグ【主催:朝日新聞社】は8月4日(木)に最終戦が一斉対局で行われた。前節までで挑戦権争いは、1敗の高尾紳路九段と2敗の張栩九段村川大介八段に絞られていた。

結果は、高尾が黄翊祖八段を下し、7勝1敗で単独首位を守り、2年連続での挑戦権を獲得した。
井山との名人戦七番勝負は8月30日(火)に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕する。

高尾九段のコメント

「挑戦者になれると思っていなかったのでうれしい。今日の碁は読めてなかったところもあり途中自信がなかった。
 昨年、井山名人にストレート負けした悔しさは今でも忘れられない、精一杯頑張りたい」


井山名人への挑戦権を獲得した高尾九段

リーグ順位は2位 村川大介八段、3位 山下敬吾九段、4位 張栩九段、5位 河野臨九段、6位 黄翊祖八段となり、陥落は羽根直樹九段、平田智也七段、内田修平七段の3名となった。

8月4日(木)名人リーグ結果 ※左側勝ち △は黒番

山下敬吾九段(5勝3敗) 中押 張栩九段(5勝3敗)
高尾紳路九段(7勝1敗) 中押 黄翊祖八段(4勝4敗)
村川大介八段(6勝2敗)中押 河野臨九段(4勝4敗)
平田智也七段(2勝6敗) 中押 △羽根直樹九段(3勝5敗)
最終節手空きの内田修平七段は0勝8敗