井山裕太名人への挑戦権を争う、第47期名人戦（主催：朝日新聞社／日本棋院／関西棋院）の挑戦者決定リーグ戦最終一斉対局が7月21日に日本棋院東京本院と日本棋院中部総本部で行われた。
　6勝1敗でトップに立っていた芝野虎丸九段は羽根直樹九段と対戦し、白番中押しで羽根を降し、リーグ戦7勝1敗で挑戦を決めた。
　5勝2敗で追っていた一力遼棋聖は許家元十段に黒番中押しで勝利するも一歩届かず、2年連続の挑戦はならなかった。
　また、残る2局、山下敬吾九段対余正麒八段戦は余が、伊田篤史八段対志田達哉八段戦は伊田が勝った。この結果、一力が6勝2敗、山下が4勝4敗、志田が4勝4敗、余が4勝4敗で残留し、羽根、最終節に対局がなかった本木克弥八段、伊田がリーグ陥落となった。

　井山裕太名人が3連覇か、芝野が2年ぶり返り咲きか、第47期名人戦挑戦手合七番勝負は8月24日（水）に東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で開幕する。

　名人戦挑戦手合七番勝負の模様は、囲碁将棋TV -朝日新聞社-にて全局映像ライブ配信、日本棋院ネット対局幽玄の間にて、棋譜ライブ配信いたします。

芝野虎丸九段終局後のコメント

名人戦は1昨年井山さんに奪われて以来。気持ちは

名人リーグは始まったときから他の棋戦の成績が悪く、挑戦は難しいと思っていた。嬉しい。
3月か4月くらいから成績は上がってきたが、前半戦で頑張ることが出来たのが良かった。
調子が良いというと言うより成績はついてきているので良いのかなと思う

間が空いていたが？

自分が負けた結果なので仕方ない。

井山―一力戦を見てどう思ったか？

誰がと言うよりタイトル戦に出られていなかったので悔しい

今の井山さんをどう見るか？

成績を見ると一力さんに6連勝していて、内容も良い碁が多い

井山さんとは4回目の七番勝負

特に気にせず、一局ずつ戦いたい。棋戦の位置によって気持ちが変わることはないx

ファンにメッセージ

久し振りのタイトル戦になるが、楽しんでいただけるように打ちたい

挑戦手合の日程、対局場所

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