日本シードチームは準決勝敗退【第2回金竜城杯世界囲碁団体選手権】


3人一組の団体世界戦、第2回金竜城杯世界囲碁団体選手権(中国広州市)の準決勝が20日に行われた。
日本から出場しているシードチーム(依田紀基九段蘇耀国九段余正麒七段)は準決勝で韓国チーム(朴廷桓九段、金志錫九段、李東勲五段)とチーム3人による相談碁で対戦し、中押しで敗れ決勝進出はならなかった。
また、もう1局の準決勝では中国シードチーム(柯潔九段、時越九段、周睿羊九段)が韓国ワイルドカードチーム(李世乭九段、朴永訓九段、崔哲瀚九段)を下し決勝に進出した。
韓国ワイルドカードチームと対戦する3位決定戦は21日に行われる。

金竜城杯は16チームの団体戦で、準決勝、3位決定戦、決勝は3人による相談碁で対局を行う。 大会には日本、中国、韓国、中華台北から各1チームがシードとして、日本、中国、韓国から30歳以上で世界チャンピオンの経験者チームを各1チームワイルドカードとして出場できる。
その他、欧州、北米、アジア、オセアニア、アフリカ地域の出場国から予備予選を行い、香港、オーストラリア、ウクライナ、ポーランド、イスラエル、シンガポール、ロシア、フランス、ドイツの9チームが予選に進んだ。

相談する日本チームの左から蘇、余、依田
手前の碁盤で検討し、奥の碁盤に着手する

第2回金竜城杯世界囲碁団体選手権準決勝 終局図

黒:日本チーム 白:韓国チーム 白番中押し勝ち

実施概要

日程
12月16日(水) 予備予選
12月17日(木)10時― 予選第1ラウンド、16時― 予選第2ラウンド
12月18日(金)10時― 予選第3ラウンド、16時― 予選第4ラウンド
12月19日(土)10時― 予選第5ラウンド
12月20日(日)10時― 準決勝
12月21日(月)10時― 3位決定戦
12月22日(火)10時― 決勝
出場選手
日本シードチーム
日本ワイルドカードチーム
中国シードチーム
柯潔九段、時越九段、周睿羊九段
中国ワイルドカードチーム
聶衛平九段、常昊九段、古力九段
韓国シードチーム
朴廷桓九段、金志錫九段、李東勲五段
韓国ワイルドカードチーム
李世乭九段、朴永訓九段、崔哲瀚九段
中華台北シードチーム
陳詩淵九段、林立祥六段、林君諺六段