藤沢里菜女流名人に矢代久美子六段が挑戦する第30期女流名人戦挑戦手合三番勝負【主催:産経新聞社】の第2局が3月7日(水)に大阪府東大阪市の「大阪商業大学」で行われた。
結果は、259手まで黒番の藤沢が3目半勝ちをおさめ、2連勝でタイトル防衛を決めた。終局は17時29分、持時間3時間のうち残り時間は両者ともに1分だった。
両対局者のコメント
藤沢女流名人「序盤、左下のフリカワリの辺りははっきり悪かった。右辺はハネ出して少しチャンスが来たかなと思ったのですけれども、実戦でも少し悪かったかもしれない。特にこの碁は内容が悪くてずっと苦しかったので、防衛できてよかったです」
矢代六段「最初はフリカワリになったが判断はできていなくて正直形勢はわからなかった。右辺の折衝で悪くしてしまった、凌いじゃえば勝てるかな思っていたが大きなとられ方をしまって、それでも結構細かかったのに、後半ちょっとだらしなかったです」
日本棋院ネット対局「幽玄の間」では第30期女流名人戦三番勝負を全局棋譜ライブ中継いたしました。
また、Youtube「日本棋院囲碁チャンネル」で動画配信を実施いたしました。
第30期女流名人戦第2局終局図
黒:藤沢里菜女流名人 白:矢代久美子六段
(幽玄の間/日本棋院囲碁チャンネル 解説:仲邑信也九段)