藤沢里菜女流名人への挑戦権を争う、 博多・カマチ杯第32期女流名人戦（特別協賛： 一般社団法人巨樹の会）挑戦者決定リーグプレーオフ、上野愛咲美女流棋聖－鈴木歩七段戦が 15日（月）に打たれ、上野が155手までで黒番中押し勝ちをおさめ、藤沢里菜女流名人への挑戦権を獲得した。上野は初の女流名人挑戦手合出場。
　藤沢との挑戦手合三番勝負は、4月14日、16日、19日に日本棋院東京本院で行われる。
　鈴木の5期振りの女流名人挑戦はならなかった。

終局後のコメント

上野愛咲美女流棋聖

「（本局の感想を）前日に布石の研究をし序盤から安心して打てた。（三番勝負に向けて）挑戦できると思っていなかったので運がよかった。 挑戦できるだけでうれしい。相手が里菜先生なので勉強になる。がんばります。（女流本因坊戦のリベンジマッチとなるが）楽しみです。でも里菜先生のほうが 実力は上。終わったあとにサラッと負けて後悔するような碁は打たないようにしっかりと準備したい。（準備に盤面以外はあるか）バッティングセンターには行きたいと思っています」

鈴木歩七段

「序盤でちょっと誤算があってそこから流れを崩してしまった。いいところがなくうまく打たれてしまった。完敗だった。 リーグ戦開始前は残留を目指していたので、2位というのは自分にとっては良い結果。来期はその順位をいかせればと思う。」

リーグ順位

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