藤沢里菜女流本因坊への挑戦者を決める第34期女流本因坊戦【主催:共同通信社、日本棋院】の挑戦者決定戦が8月27日(木)に東京・日本棋院で行われた。
結果は、謝依旻女流名人が知念かおり四段に196手までで白番中押し勝ちし、2年ぶりの女流本因坊戦挑戦手合出場を決めた。
知念の10年ぶりの挑戦手合出場はならなかった。
藤沢女流本因坊との五番勝負は10月8日に岩手県花巻市で開幕する。
謝女流名人のコメント
最初の打ち方が甘く、地が足りないので苦しいと思っていた。中央に手を入れて勝負になったかと思ったが、右辺の形を決めにいったのが早く、右上隅の押さえに回られて悪いと思った。最後も正しく打たれたら白が悪かったかもしれない。
藤沢女流本因坊と挑戦手合で打つのは初めてなので、まずはどういう碁になるか。今までの手合では、たしか負け越していると思うので1局でも多く打てるように頑張りたい。
第34期女流本因坊戦挑戦者決定戦 終局図
黒:知念かおり四段 白:謝依旻女流名人 白番中押し勝ちこの対局は、囲碁・将棋チャンネルの動画配信サイト「囲碁プレミアム」で生中継されました。
この対局は、日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたしました。