藤沢里菜女流本因坊に 謝依旻女流名人が挑戦する 第34期女流本因坊戦 【共同通信社】五番勝負第5局が11月27日に東京都千代田区の日本棋院本院で行われた。
結果は272手までで白番の謝が中押し勝ちをおさめ、2連敗後の3連勝で女流本因坊のタイトルを奪取した。謝は3期ぶり7度目の女流本因坊獲得。女流名人、女流棋聖とあわせ、一昨年11月以来、3度目の女流三冠となった。
終局は19時32分、持ち時間4時間のうち残り時間は両者ともに1分だった。
両対局者のコメント
謝挑戦者「右辺を生きられたときはダメかと思っていた。左辺を曲がったときにはっきり計算できるようになり半目勝負と思ったが自信は無かった。
最初の2局はもしかしたら勝つチャンスはあったかもしれないが、はっきりとは分からなかった。3局目以降ははっきり負けの図があったと思う。
3冠の実感はないが、また女流本因坊のタイトルをとれたことはうれしい」
藤沢女流本因坊「序盤はあまり良くなかった。右辺のあたりで難しくなった。右下の1目を抜かれては、白地が多くて自信がなかった。ヨセはよくわからなかった。もしかしたら勝つチャンスがあったかもしれない。
特に4局目は甘かった。実力だが悔しい」
【女流本因坊戦第5局終局図】
黒:藤沢里菜女流本因坊 白:謝依旻女流名人 白番中押し勝ち
第34期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負は 日本棋院ネット対局「幽玄の間」で全局ライブ中継いたしました。また、「囲碁プレミアム」で生中継をを行いました。
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