藤沢里菜女流本因坊が謝依旻女流棋聖の挑戦を受ける、第36期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負(主催・共同通信社、日本棋院、協賛・JA共済連、共栄火災、囲碁将棋チャンネル)の第3局が11月4日(土)に秋田県能代市の「旧料亭 金勇」にて行われた。
二転三転する激闘の結果は、先番の謝が167手まで黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績を2勝1敗とし、タイトル奪還まであと1勝とした。終局時刻は18時46分。持ち時間4時間のうち残り時間は黒、白ともに1分だった。注目の第4局は、11月17日(金)に東京・日本棋院東京本院にて行われる。
詳細は、主催の共同通信社配信の新聞社の報道と観戦記(掲載紙はこちら)、協賛の囲碁将棋チャンネルの「囲碁プレミアム」の動画ライブ中継、週刊碁や月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。
藤沢女流本因坊「(苦しくした原因は)序盤からあまりよくなかった。ここ(右下)の地を取られては、はっきり苦しい局面になった。(最後は勝負手に行っていたようですが)何かやらないと地合が大変なので、少し苦しかった。(1勝2敗となりましたが)後がなくなった。今日は反省点が多かったので次はもっと良い碁を打ちたい」
謝挑戦者「序盤はあまりよい感じはしなかった。シノギ勝負となったが、最後の最後までよくわからなかった。(優勢と感じたのはどのあたりか)ほんとに最後の最後、ここ(上辺)を生きたあたりでちょっと優勢に見えたかなと。(第4局に向けて)ベストを尽くすだけと思います」
第36期女流本因坊戦五番勝負はネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
第36期女流本因坊戦五番勝負第3局 終局図
白:藤沢里菜女流本因坊 黒:謝依旻女流棋聖