上野が勝利、1勝1敗のタイに【第39期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負第2局】


 

 初防衛を目指す上野愛咲美女流本因坊に藤沢里菜女流立葵杯が挑戦する 第39期女流本因坊戦(主催:共同通信社/ 協賛 :JA共済連共栄火災囲碁将棋チャンネル)挑戦手合五番勝負第2局が10月18日(日)に鳥取県東伯郡湯梨浜町 「望湖楼」で打たれ、上野が201手までで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ1勝1敗のタイとした。
 終局時刻は17時25分。残り時間は黒番の上野が20分、白番の藤沢が15分だった。第3局は10月31日(土)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で行われる。

 この対局については女流本因坊戦•KK共同通信ツイッター、 「日本棋院囲碁チャンネル」の 映像ライブ配信および ネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
 また詳細・解説につきましては加盟各紙の観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。


終局後のコメント

●上野愛咲美女流本因坊
「序盤あまり現れない形で、判断が良く分からなかった。途中悪いと思ったが、下辺が地になって良くなったと思った。第三局はもっとのびのび打てればと思う」
◯藤沢里菜女流立葵杯
「コウのフリカワリの判断が難しかった。下辺を囲われて負けてしまったので踏み込んで戦わないといけなく判断がまずかった。今回は途中までは自分らしく打てたが第三局は思い切って打ちたい」
上野が勝利
「藤沢さんはこの1局を通して何かの挑戦をしていたのではないか?」と『幽玄の間』解説大西竜平七段
対局場所は鳥取県はわい温泉「望湖楼」
昼食 左:藤沢女流立葵杯(親子丼) 右:上野女流本因坊(天ぷらそば)
地元のアマ強豪が検討室に。日本棋院囲碁チャンネルにも出演


第39期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負 第2局 終局図

黒:上野愛咲美女流本因坊 白:藤沢里菜女流立葵杯



陣容

タイトルホルダー
上野愛咲美女流本因坊(女流本因坊/扇興杯)
挑戦者
藤沢里菜女流立葵杯(女流立葵杯/博多・カマチ杯)
立会人
蘇耀国九段
記録
吉川一三段、塚田千春初段
幽玄の間解説
大西竜平七段
日本棋院囲碁チャンネル
解説:蘇耀国九段