上野が勝ち初防衛まであと1勝【第39期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負第3局】


 初防衛を目指す上野愛咲美女流本因坊に藤沢里菜女流立葵杯が挑戦する 第39期女流本因坊戦(主催:共同通信社/ 協賛 :JA共済連共栄火災囲碁将棋チャンネル)挑戦手合五番勝負第3局が10月31日(土)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれ、 上野が226手までで白番中押しをおさめシリーズ2勝1敗とし初防衛にあと1勝とした。終局時刻は16時52分。残り時間は黒番の藤沢が53分、白番の上野が15分だった。 第4局は11月7日(土)に日本棋院東京本院「幽玄」で行われる。

 この対局については女流本因坊戦•KK共同通信ツイッター、 「日本棋院囲碁チャンネル」の 映像ライブ配信および ネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。

また詳細・解説につきましては加盟各紙の観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。


終局後のコメント

◯上野愛咲美女流本因坊
「序盤は失敗したと思っていた。中盤の判断もひどかったかもしれないが左辺の形が決まってからはちゃんと打てば良くなる気がしていた。 今回はヨセでうまく打てない所があったかもしれないので次回はそういうミスがないように打ちたい」
●藤沢里菜女流立葵杯
「序盤からずっと判断できていなくて黒53とツケた手で忙しくしてしまったかもしれない。左辺の展開で足りないかなと思った。 今日は残念な負け方だったので次は思いっきり自分らしく打てればいいと思う」

上野、防衛まであと1勝
藤沢、あとが無くなった
日本棋院囲碁チャンネルでは平田智也七段が解説
左はSGW杯中庸戦本戦出場のために来院していた広島の星、山本賢太郎五段
解説陣が加わり検討が続く
7期連続でタイトルホルダーが防衛できていない女流本因坊戦。上野が止めるか


第39期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負 第3局 終局図

黒:藤沢里菜女流立葵杯 白:上野愛咲美女流本因坊



陣容

タイトルホルダー
上野愛咲美女流本因坊(女流本因坊/扇興杯)
挑戦者
藤沢里菜女流立葵杯(女流立葵杯/博多・カマチ杯)
立会人
有村比呂司九段
新聞解説
平田智也七段
記録
兆乾二段、横田日菜乃初段
幽玄の間解説
首藤瞬八段
日本棋院囲碁チャンネル
平田智也七段
、他