井山裕太棋聖に山下敬吾九段が挑戦する第40期棋聖戦挑戦手合七番勝負【主催:読売新聞社】の第2局が1月28、29日に鳥取県湯梨浜町の「望湖楼」で行われた。
結果は、273手までで黒番の井山が2目半勝ちをおさめ、開幕から2連勝となった。
終局は20時1分、持ち時間8時間のうち、残り時間は両者ともに2分だった。
第3局は2月1、2日(月、火)に鳥取県米子市「華水亭」で行われる。
両対局者のコメント
井山棋聖「最初の右上の分かれは自信がなかった。中央の白石にせまった手(黒73)が打ちすぎで形勢を損じた。左下、左辺を荒らして一応は難しくなった。小ヨセで少し残りそうだと思った。本局は苦しい時間帯が長く、途中ははっきりダメだと思った。第3局まで間がないが、精一杯、本局より内容の良い碁を打ちたい」
山下九段「封じ手の後右辺をトビだせれば、まあまあの碁と思った。中央厚くなって良くなったと思ったが、左下を先手で活かしたのが良くなかった。次局は気持ちを切り替えて、良い碁を打てるようにしたい」
【第40期棋聖戦七番勝負第2局終局の場面】
黒:井山裕太棋聖 白:山下敬吾九段 黒2目半勝ち
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