大西竜平二段が新人王戦優勝!【第41期新人王戦決勝三番勝負第2局】


第41期新人王戦決勝三番勝負【主催:しんぶん赤旗】の第2局が9月30日(金)に東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われた。結果は、大西竜平二段谷口徹二段に227手まで黒番中押し勝ちをおさめた。大西は第1局に続いての勝利となり、2勝0敗で優勝を決めた。
終局は17時4分、残り時間は持時間3時間のうち、黒番の大西が5分、白番の谷口が4分だった。

大西は16歳6ヶ月での優勝となり新人王戦史上最年少記録となった。これまでの新人王戦最年少優勝記録は一力遼七段(2014年・第39期)の17歳3ヶ月。
また大西は今期が新人王戦初出場で、予選で2勝、本戦で4勝をあげて決勝三番勝負に進出していた。新人王戦初出場で優勝は史上初。
規定により新人王のタイトル獲得は1回限りとなるため、大西の新人王戦出場はこれが最後となる。

両対局者のコメント

大西「新人王を獲得でき、いろいろな人に恩返しできました。
決勝までも決勝も、難しい碁が多かった。
(今後の目標は?)世界の若手が強いので、そういう人達と勝負したい」

谷口「ヨセが下手で話にならなかった。今後の課題です」

新人王戦初出場で初優勝を決めた大西
谷口(左)は悔しい連敗となった

第41期新人王戦決勝三番勝負第2局

黒:大西竜平二段 白:谷口徹二段 黒番中押し勝ち

(幽玄の間解説:安達利昌四段

この対局は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたしました。