井山裕太名人に高尾紳路九段が挑戦する第41期名人戦挑戦手合七番勝負【主催:朝日新聞社】の第3局が9月20日(火)、21日(水)に静岡県沼津市「千本松・沼津倶楽部」で行われた。
結果は169手までで黒番の高尾が中押し勝ちをおさめ、開幕から3連勝となった。終局は16時50分、持時間各8時間のうち残り時間は黒番の高尾が1時間44分、白番の井山が2分だった。
第4局は10月4日(火)、5日(水)に兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」で行われる。
両対局者のコメント
高尾九段「中央の白石は取れる見通しがたたなかったので自信があったわけではないが地合いでいくしか無かった。攻めつつ上辺の二子が取れたときは良さそうだった。去年4連敗しているのでこれで五分くらいかなと思う。」
井山名人「最初の下辺に打ち込んでいった戦いは少し苦しいかも。地合いで踏ん張らないといけないので中央を放置してがんばったが、正しく打たれたら死んでいたかもしれないし、実践でもだめだった。とりあえず1局くらいは納得のいく碁を打ちたい。」
第41期名人戦挑戦手合七番勝負第3局
黒:高尾紳路九段 白:井山裕太名人
(幽玄の間解説:仲邑信也九段)
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