井山裕太棋聖に一力遼八段が挑戦する第42期棋聖戦挑戦手合七番勝負【主催:読売新聞社】の第3局が1月31日、2月1日(水、木)に長崎県西海市の「オリーブベイホテル」で行われた。
結果は238手まで白番の井山が中押し勝ちをおさめ、開幕から3連勝、タイトル防衛まであと1勝とした。終局は19時26分、持時間8時間のうち残り時間は黒番の一力が5分、白番の井山が2分だった。
両対局者のコメント
井山棋聖「82手目のハネダシは無理気味だったか。ずっと難しくてわからなかった。右の白の頭を出しても自信は無かった。コウが終わったあたりでようやく行けるかなと思った。次局もあまり結果を恐れずに打ちたい」
一力八段「封じ手のあたりは実戦よりいい打ち方があったかもしれない。122手目抑えられたあたりはだめだと思っていた。 左上コウになって難しくなったが、161の手ではわかりやすくしてしまった。もっと難しい変化があったように思う。 次局まで一週間あるので、調整して臨みたい」
第4局は2月15、16日(木、金)に岩手県大船渡市の「大船渡市民文化会館」で行われる。
対局の詳細については読売新聞の報道と観戦記、週刊碁と月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。
第42期棋聖戦第3局終局図
黒:一力遼八段 白:井山裕太棋聖
現地陣営
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