芝野虎丸が先勝!【第42期新人王戦決勝三番勝負第1局】


 9月18日(月・祝)、日本棋院東京本院で第42期新人王戦決勝三番勝負(主催:しんぶん赤旗)第1局が行われた。顔合わせは、芝野虎丸七段VS.孫喆五段。芝野七段は今夏のテレビ棋戦の優勝により、三段から七段へ昇段したばかり。孫五段は入段年次では芝野の〝先輩〟にあたるが、入段から1年1段に近いペースで一歩一歩昇段を重ねている。
 熱戦の結果は、252手完、芝野の白番中押し勝ち。三番勝負という短期決戦で、幸先の良い1勝を上げた。
 第2局は、10月2日(月)に東京の日本棋院東京本院「幽玄」の間にて行われる。

 詳細はしんぶん赤旗の記事と観戦記、週刊碁の記事にてお楽しみください。

終局後、両対局者のコメント

芝野七段
――1局を通して、いかがでしたか。
「午前中は悪くはないかと思っていたけど、途中は多分負けにしていた」
――先勝できたことに関して、ひと言。
「内容は良くなかったけど、勝てたのは良かった」
孫五段
――1局を通じて、いかがでしたか。
「ずっと悪いと思っていた。細かくなったとは思ったけど、頑張らなくてはと思った」
――途中、良くなったかと評判でしたが。
「いやー、難しくはなったけど、良くはなっていないかと」
――次局へ向けてひと言。
「まだ決まった訳じゃないので、最後まで頑張りたい」


第1局は激闘だった。局後のインタビューに応じる芝野

投了後、検討で思わず唇をかむ孫

検討が続く――孫の左は立会の大矢浩一九段

第42期新人王戦決勝三番勝負第1局

白:芝野虎丸七段 黒:孫喆五段 白番中押し勝ち

(「幽玄の間」解説、安斎伸彰七段

決勝三番勝負 結果と予定

――△印は先番。左側が勝者。
第1局
 9月18日(月) 東京・日本棋院
 芝野虎丸七段 中 押 △孫  喆五段
第2局 10月2日(月) 東京・日本棋院
第3局 10月9日(月) 東京・日本棋院

新人王戦決勝三番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」で中継いたします。

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