高尾紳路名人に井山裕太六冠が挑戦する第42期名人戦挑戦手合七番勝負(主催・朝日新聞社)の第5局が10月16、17日(月、火)に静岡県熱海市「あたみ石亭」で行われた。持ち時間は各8時間。
結果は井山が197手まで黒番中押し勝ちをおさめた。シリーズ対戦成績を4勝1敗として名人を奪取、史上初となる2度目の七大タイトル独占を達成した。終局時刻は18時36分。持ち時間8時間のうち残り時間は黒番の井山が5分、白番の高尾が7分だった。
対局の詳細については朝日新聞の報道と観戦記、週刊碁と月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。
両対局者のコメント
井山挑戦者
(全体を振り返って)すごくいい内容だったかわかりませんが、自分なりには全体的に精一杯力を出したかなと思う。
(今後について)これまで通り一局一局積み重ねていくだけ。世界でなかなかいい結果が出てないので、何とか結果を残すため精一杯挑戦していきたい。
高尾名人
自分なりに精一杯やったのでこれが実力かなと。内容的には自分らしく思い切り打った。井山さんの強さを改めて感じた。打てば打つほど強くなっている感触。井山さんとたくさん打てて、勉強になった。今後に生かしていきたい。
第42期名人戦七番勝負第5局
黒:井山裕太六冠 白:高尾紳路名人
(幽玄の間解説:金秀俊八段)
現地陣営
特設サイト、関連リンク
朝日新聞デジタルでは「囲碁名人戦七番勝負タイムライン」で対局の様子を報道しています。日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたしました。
また、ニコニコ生放送でも生中継いたしました。
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