井山勝利で1勝1敗に【第46期棋聖戦挑戦手合七番勝負第2局】


 囲碁界最高位の棋戦「棋聖」の前人未到10連覇を目指す井山裕太棋聖一力遼九段が挑戦する 第46期棋聖戦挑戦手合七番勝負 (主催:読売新聞社・日本棋院・関西棋院) 第2局が1月21日(金)・22日(土)に千葉県勝浦市「三日月シーパーク勝浦ホテル」で打たれ、158手で白番の井山が中押し勝ちをおさめ1勝1敗のタイとなった。終局時刻は18時21分。残り時間は井山が2分、一力が4分。

 次の第3局は2月4日(金)、5日(土)に長崎県西海市「オリーブベイホテル」で行われる。

 対局の模様については 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については、読売新聞の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


第2局は井山が勝利
これでスコアは1勝1敗となった
難しい局面が続き、おのずと検討に熱が入る
勝負どころとなる2日目の午後は高尾九段、柳九段がYouTubeでノンストップ解説
軽妙なトークを織り交ぜ、配信を大いに盛り上げた
午後からは風が止み暖かい陽気に。海辺はサーフィンや釣りなどレジャーを楽しむ人々で賑わった

コメント

井山裕太棋聖
(封じ手の辺りでは)1日目の時点では形勢が厳しかった。
(その後の右辺、地を取るフリカワリは)全く予定の行動でなく、判断はできなかったがあまり良くはないと。少し良いと思ったのは最後のほうだった。
ひとまず一つ勝てたことが良かった。これからも長いので気持ちも新たに頑張りたい。
一力遼九段
(封じ手の辺りでは)頑張ってこられたので、厳しくいきたくなる所。
(フリカワリの場面では)実戦の判断も難しいが、もう少し良い手があったか。その後の、中央白石の攻めがしつこかったかもしれない。長考の末の白134コスミは意外だった。
後半ミスが多かったのでそれを修正して、次も精一杯頑張りたいと思う。




第2局陣容

タイトルホルダー 井山裕太棋聖(名人・本因坊・王座・碁聖)
挑戦者 一力遼九段
立会人 高尾紳路九段
新聞解説 許家元十段
記録 伊藤優詩五段金子真季二段
幽玄の間解説 三村智保九段
日本棋院囲碁チャンネル 柳時熏九段、他


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