囲碁界最高位の棋戦――前人未到の「棋聖」10連覇を目指す井山裕太棋聖に一力遼九段が挑戦する 第46期棋聖戦挑戦手合七番勝負 (主催:読売新聞社・日本棋院・関西棋院) 第5局が神奈川県箱根町「ホテル花月園」で打たれ、213手で黒番の井山が中押し勝ちをおさめ、2勝3敗としました。終局時刻は19時9分、残り時間は両者ともに1分。
次局第6局は3月10日(木)、11日(金)に、あらためて第5局と同じ神奈川県箱根町「ホテル花月園」で行われます。
対局の模様については 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
また詳細・解説については、読売新聞の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧ください。
コメント
- 井山裕太棋聖
- (1日目から)自信があった訳ではなくて、実戦の(右辺と中央の)フリカワリではまずかった。右辺ハネ(黒95)は当初の予定では無くて中央を頑張って打つべきだった。
- (左下の仕掛けから難しくなったのでは?)左下白に手が残っているようでははっきりダメと思ってたんですけど、コウ含みになって中央勝負にはなったかなと。
- 左辺の白一団が取りきれそうになった時に、もちろんコウは残っているんですけど少しいけるかなと。
- 自分なりに精一杯準備して悔いのないようにしたい。
- 一力遼九段
- (二日目以降は)白が良くなったと思うところもあったが、白112のあたりで感じの良くない手を打ってしまった。
- (左辺の辺りを指して)この辺の連絡の具合が思ったよりすっきりしなかったので冷静に打てなかったのがまずかったです。
- 中盤以降にミスがあったので、修正して頑張りたいと思う。
第5局陣容
タイトルホルダー | 井山裕太棋聖(名人・本因坊・王座・碁聖) |
挑戦者 | 一力遼九段 |
立会人 | 羽根直樹九段 |
新聞解説 | 六浦雄太七段 |
記録 | 大竹優六段、寺田柊汰二段 |
幽玄の間解説 | 本木克弥八段 |
日本棋院囲碁チャンネル | 本木克弥八段、他 |