VS |
名人2連覇および通算8期を目指す井山裕太名人に一力遼天元が挑戦する
第46期名人戦挑戦手合七番勝負
(主催:朝日新聞社・日本棋院・関西棋院)
第4局が9月28日(火)・29日(水)に神奈川県箱根町「強羅環翠楼」で打たれ、井山が167手までで黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ2勝2敗のタイに戻した。終局時刻は17時39分。残り時間は井山が9分、一力が28分だった。
がっぷり四つ2勝2敗で迎える注目の第5局は、10月12日(火)、13日(水)に
山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われる。
対局の模様については、朝日新聞デジタル、
「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信
(1日目/2日目)、
およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
また詳細・解説については、朝日新聞紙面の観戦記、
毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。
終局後のコメント
- 井山裕太名人
- 「黒55とカドに打ってからの出来上がりは普通は損したのかなと思って打っていたので、封じ手の辺りはどちらかというと自信が無かったです。 (封じ手のコスミツケに立った事について)その時点では白98と動きだされる手はそれなりにこちらもやれるのかなと思って打っていたんですけど、実際はそうじゃなかったのかもしれない。 中央を先着できた辺りでは一応成功しているのかなと思っていました。 前局は自分としてはかなりまずい内容になったのでそこから見れば良く打てたのかなと思います。 まだまだ長いのであまりスコアのことは意識せずに自分なりにしっかり準備して臨みたいと思います」
- 一力遼天元
- 「右辺が一段落した辺りではそれなりに白地があったのでまずまずの進行かなと思っていました。 封じ手のコスミツケは白84に打った時の予定の行動では無かったのですが何が正しかったのかわからなかったです。 黒109と出られると苦しい戦いにしてしまったかなと思っていました。 その後も一本道の進行になって実戦が悪いとはわかっていましたが他に良い打ち方が見つからなかったので、振り返ると封じ手の辺りの攻防まで遡らなければいけないのかなと。 今日は一方的な流れになってしまったので内容的にもう少し良い碁が打てるように2週間空くので修正していきたいと思います」
第4局1日目
第4局2日目
陣容
タイトルホルダー | 井山裕太名人(棋聖・名人・本因坊・碁聖) |
挑戦者 | 一力遼天元 |
立会人 | 山下敬吾九段 |
新聞解説 | 林漢傑八段 |
記録 | 伊藤優詩五段、木部夏生二段 |
幽玄の間解説 | 三村智保九段 |
日本棋院囲碁チャンネル | 林漢傑八段、他 |