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6連覇を目指す井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する
第46期天元戦(主催:新聞三社連合/
日本棋院/関西棋院)挑戦手合五番勝負が10月8日に愛知県名古屋市
「賀城園」で開幕した。
定刻の9時に立会人の羽根直樹九段の合図によりニギリが行われ一力の先番と決まり対局が始まった。持ち時間は各3時間。本日夕刻に終局の見込み。
井山と一力の挑戦手合は2018年の第66期王座戦以来。このときは井山が3勝2敗で防衛している。両者の挑戦手合での対戦成績は井山の16勝3敗。5回の挑戦手合すべてで井山が勝利している。
この対局については天元戦特設サイト、
ネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
また詳細・解説につきましては加盟各紙の観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、
毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。
前日のコメント
- ◯井山裕太天元
- 「例年以上に対局が詰まっている状態ではあるが体調は問題なく、重要な対局が続くので体調面と気持ちの切り替えが重要だと考えている。 どんどん下の世代が出てくるのは自然なことだと思う。今に始まったことではなくここ数年は下の世代とのタイトル戦も普通になってきて年齢のことに関しては意識はなくなってきた。 (天元戦の印象は)1年の締めくくりに当たる棋戦で、ここ5年は色々あったが最終的にはいい形で結果を残すことができているので、自分にとっては相性のいい棋戦の1つになっている。 (意気込みを)一力さんは最近、タイトルも取られて世界戦でも結果を残し始めて、非常にいい状態にある棋士なので大変な戦いになると思うが、 相手がどうこうというのは自分の中で意識がなく自分がどれだけやれるかという気持ちで臨みたい」
- ●一力遼碁聖
- 「自粛明けから対局が続いていたがここ1,2週間ぐらいは少しゆっくりできたので少し休めたかなと思う。 (碁聖を取って気持ちの変化は)極端に打ち方が変わるなどはないが、タイトルが取れて少し余裕ができた部分はあるかと思う。 (天元戦の印象は)年末の時期で1年の最後の棋戦になることが多いので、今年はいい結果で終われるように頑張りたい。 (意気込みを)最近はまずまずの調子で来ているので、明日もしっかりコンディションを整えて目の前の対局に集中して臨めればよいと思う」
陣容
- 天元
- 井山裕太三冠(棋聖・本因坊・天元)
- 挑戦者
- 一力遼碁聖
- 立会人
- 羽根直樹九段
- 記録
- 寺田柊汰初段、高雄茉莉初段
- 幽玄の間
- 解説:伊田篤史八段
- オンライン解説会
- 解説:中根直行九段、聞き手:金賢貞四段