井山裕太十段に余正麒七段が挑戦する森ビル杯第55期十段戦挑戦手合五番勝負(主催:産経新聞社)が3月7日、大阪府東大阪市の「大阪商業大学」で開幕した。ニギリの結果、井山の黒番と決まり9時30分より対局が始まった。
結果は井山が197手まで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ先勝となった。終局は17時42分、持時間3時間のうち残り時間は両者ともに1分だった。
第2局は30日(木)に大分県宇佐市「宇佐神宮」で行われる。
両対局者のコメント
井山十段「下辺の2目を抜かれた(白86)が、中央が良い形になって、まとめ方は難しいが少し打ちやすいかと思った。途中ははっきりやりすぎた。正しく打たれていればダメだった。
最後、攻め合いの形になって勝てそうだと思った」
余七段「(白160の)キリで(白172のところに)出ておけば難しかったかもしれない。(第2局に向けて)平常心で全力を尽くしてやりたい」
森ビル杯第55期十段戦挑戦手合五番勝負
黒:井山裕太十段 白:余正麒七段
(幽玄の間解説:山田規三生九段)
第55期十段戦五番勝負はネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。