羽根直樹王冠に伊田篤史八段が挑戦する第57期王冠戦挑戦手合一番勝負【主催:中日新聞社】が11月16日(水)に岐阜県高山市「ホテル穂高」で行われた。
結果は245手まで、黒番伊田篤史八段の中押し勝ちであった。伊田は初の王冠となり通算獲得タイトル数を3とした。
終局は18時55分。持時間各4時間のうち残り時間は、黒番の伊田が2分、白番の羽根が1分だった。
両対局者のコメント
伊田八段:「今まで王冠戦では挑戦に絡まなかったのでチャンスをものにできてよかった」
羽根王冠:「白52(下辺ケイマ)がひどかった。打った瞬間に気がついたが、次の黒53のデを見落としていた」
王冠を奪取した伊田
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伊田(左)は王冠戦挑戦手合初登場で初タイトル。羽根(右)は6連覇ならず。
第57期王冠戦挑戦手合一番勝負
黒:伊田篤史八段 白:羽根直樹王冠 黒番中押し勝ち
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(幽玄の間解説:下島陽平八段)
王冠戦一番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたしました。