井山裕太王座への挑戦権を争う、第70期王座戦(主催:日本経済新聞社/日本棋院/関西棋院)の挑戦者決定戦が8月29日に日本棋院東京本院で行われた。
挑戦者決定戦は芝野虎丸九段と余正麒八段の組合せとなり、191手までで黒番の余が中押し勝ちを収め、挑戦権を獲得した。終局時間は16時55分、持ち時間3時間のうち残り時間は黒番の余が3分、白番の芝野が2分だった。
余の王座戦出場は6期ぶり2回目。芝野のリターンマッチ出場はならなかった。
挑戦手合五番勝負は10月21日(金)に東京都港区の「グランドプリンスホテル新高輪」で開幕する。
対局の模様はインターネット対局サイト「幽玄の間」および日本棋院囲碁チャンネルにて配信されました。
終局後のコメント
- 本局を振り返って
- 「序盤、白84のアテ込みをうっかりしていて、ダメにしたかと思ったが、黒115と切った時点で少し良いかなと思った」
- 6年ぶり2回目の挑戦
- 「久々に王座戦に挑戦できて嬉しい。前回より良い戦いが出来るように頑張りたい。大変な相手だが、いつも通り一局一局全力で頑張りたい」
王座戦挑戦手合五番勝負の模様は、日本棋院囲碁チャンネルにて全局映像ライブ配信、 日本棋院ネット対局幽玄の間にて、棋譜ライブ配信いたします。
挑戦手合の日程、対局場所
第1局 | 10月21日(金) | 東京都港区「グランドプリンスホテル新高輪」 |
第2局 | 11月11日(金) | 京都市「ウェスティン都ホテル京都」 |
第3局 | 11月18日(金) | 兵庫県神戸市「ホテルオークラ神戸」 |
第4局 | 11月24日(木) | 神奈川県秦野市「陣屋」 |
第5局 | 12月8日(木) | 山梨県甲府市「常磐ホテル」 |