芝野2連勝 防衛まであと1勝【第68期王座戦挑戦手合五番勝負第2局】


 初防衛を目指す芝野虎丸王座許家元八段が挑戦する 第68期王座戦(主催:日本経済新聞社/ 日本棋院/関西棋院)挑戦手合五番勝負第2局が11月6日(金)に 仙台市 「仙台ロイヤルパークホテル」で打たれ 芝野が221手までで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ2連勝としタイトル防衛まであと1勝とした。
 終局時刻は18時26分、残り時間は黒番の芝野が1分、白番の許が2分だった。
 注目の第3局は11月17日(火)、兵庫県神戸市「ホテルオークラ神戸」で行われる。

 この対局については「日本経済新聞」、 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
 また詳細・解説については「日本経済新聞」の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。


終局後のコメント

芝野虎丸王座
「最初のほうから経験のない形でずっと判断が難しかった。(高中国流の布石は予定通りか)研究はしていたがおさえを見ていなかったのでほぼ意味はなかった (今後に向けて)スコアのことは気にせずに1局ずつ集中して打ちたい 」
許家元八段
「実戦、全体的に薄くなって流れはよくなかった。高中国流についてはあまり知らなかった。 打つ手がわからなくて長考したがもう少し終盤に残したほうがよかった。(あとがないが、)今まで通り精一杯、1局1局がんばりたい」
2連勝の芝野 タイトル戦ではハシビロコウマスク初勝利
後がなくなった 許
会場の「仙台ロイヤルパークホテル」 イルミネーションがキレイ
日本棋院囲碁チャンネルで解説する、平田智也七段(左) 柳時熏九段(右)

第68期王座戦挑戦手合五番勝負第2局 終局図

黒:芝野虎丸王座 白:許家元八段

(幽玄の間解説:溝上知親九段


陣容

王座
芝野虎丸二冠(王座・十段)
挑戦者
許家元八段
立会人
小林光一名誉棋聖
記録
常石隆志四段、青木裕孝二段
新聞解説
平田智也七段
幽玄の間解説
溝上知親九段