井山裕太本因坊に高尾紳路九段が挑戦する第71期本因坊戦挑戦手合七番勝負【主催:毎日新聞社】の第2局が5月23日(月)、24日(火)に兵庫県尼崎市の「本興寺」で行われた。
結果は230手までで白番の井山が中押し勝ちし、シリーズ対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。
終局は19時1分。持時間8時間のうち残り時間は黒の高尾が10分、白の井山が6分だった。
第3局は6月2日(木)、3日(金)に秋田県能代市の「旧料亭金勇」で行われる。
両対局者のコメント
井山本因坊
「(右下のワカレは)仕方がない。封じ手の時点で実戦のような進行になれば、いい勝負だろうと思った。
(優勢を意識したのは)2目を抜いて(白152)少しいけると思った。
今回は前局より納得のいく碁が打てたので次も頑張ります」
高尾挑戦者
「一日目の感触は良くなかった、右辺で誤算があった。
悪いなりに長期戦に持ち込んだが、左下隅の三々に入るチャンスがなかった。
まずいなりに精一杯打ったので、次も精一杯打ちたい」
【第71期本因坊戦挑戦手合第2局】
黒:高尾紳路九段 白:井山裕太本因坊
(幽玄の間解説:大垣雄作九段)
本因坊戦七番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
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