井山裕太本因坊に高尾紳路九段が挑戦する第71期本因坊戦挑戦手合七番勝負【主催:毎日新聞社、協賛:大和証券グループ】の第3局が6月2日(木)、3日(金)に秋田県能代市の「旧料亭 金勇」で行われた。
結果は207手までで黒番の井山が中押し勝ちし、連勝でシリーズ対戦成績を2勝1敗とした。
終局は19時ちょうど、持時間8時間のうち残り時間は黒の井山が2分、白の高尾が23分だった。
第4局は6月13日(月)、14日(火)に長崎県西海市の「オリーブベイホテル」で行われる。
両対局者のコメント
井山本因坊
「(左下のワカレについて。48に切られて長考したが)誤算ではなく、予定通りの進行だったが、、仕方なくそうなってしまった。
左辺を先手で切り上げて99とケイマした段階では悪くないかと思っていたが、右辺に入られて攻め方が分からなかった。
全部のコウが終わった段階では行けるかと思った。
次局も納得の行く碁を打ちたい」
高尾挑戦者
「1日目は自信がなかった。先手で左上三々に入られたときはちょっと悪かったかと思っていた。
模様への突入が勝負どころで、そこでうまく行けばチャンスがあるかと思ったが、具体的にいい手が見当たらなかった。
精一杯打てたので切り替えて次局に臨みたい」
【第71期本因坊戦挑戦手合第3局】
黒:井山裕太本因坊 白:高尾紳路九段 黒中押し勝ち
(幽玄の間解説:鶴山淳志七段)
本因坊戦七番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
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