謝依旻女流名人に青木喜久代八段が挑戦する第28期女流名人戦挑戦手合三番勝負（主催：産経新聞社）の第3局が3月16日、東京・市ヶ谷の「日本棋院本院」で行われた。
結果は謝が266手まで白番半目勝ちをおさめ、タイトルを防衛した。謝は女流名人9連覇となった。
また、タイトル獲得数は23となり、自身のもつ女流棋士史上最多記録を更新した。
青木は挑戦者決定リーグ戦全勝で挑戦権を獲得したが、10期ぶりの女流名人復位はならなかった。
第28期女流名人戦三番勝負はネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたしました。
両対局者のコメント
謝女流名人「最後まで全然結果が分かりませんでした。半コウをつないで半目勝ったかなと。
苦しいとは思っていなかったが、右辺の3子を取られたときにはちょっと悪いかと思った。手を入れておくべきでした」
青木八段「シリーズを通して、いい碁を勝ち切れなかった」
【第28期女流名人戦挑戦手合第3局】
黒：青木喜久代八段 白：謝依旻女流名人 白番半目勝ち