5連覇を狙う井山裕太碁聖に村川大介八段が挑戦する第41期碁聖戦五番勝負【主催:新聞囲碁連盟】の第2局が、7月18日に石川県金沢市の「北國新聞会館」で行われた。
結果は150手まで白番の井山が中押し勝ちをおさめ、防衛・5連覇まで残り一勝とした。終局は18時25分、持ち時間4時間のうち残り時間は黒番の村川が1分、白番の井山が3分だった。井山のタイトル防衛か、村川が踏ん張るか、第3局は7月28日(木)に大阪府大阪市「日本棋院関西総本部」で行われる。
両対局者のコメント
井山碁聖
「自信を持って打ち進めていたわけではないが、結局は下辺の白がどれだけまとまるかが勝負だと思っていた。最後は死活勝負となったが下辺の黒には自分の目にははっきりシノギの形が見えず、結果的にも取ることができた。次の碁も精一杯打ちたい。」
村川挑戦者
「序盤から非勢を意識していた。自分なりに最善を尽くして下辺の死活勝負には持ち込んだもののうまくいかなかった。次もやることは変わらず精一杯打つだけです。」
【第41期碁聖戦挑戦手合五番勝負第2局】
黒:村川大介八段 白:井山裕太碁聖 白番中押し勝ち
(幽玄の間解説:首藤瞬七段)
本因坊戦七番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
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