中国主催の国際棋戦、第3回夢百合杯世界囲碁オープン戦本戦が、6月19、21日(月・水)の2日間、中国北京市の中国棋院で本戦1回戦(64強戦)と2回戦(32強戦)が順に行われた。
日本からはシード選手は、高尾紳路九段、河野臨九段、余正麒七段(団長・孔令文七段)が参戦。ワイルドカードとして、日本の囲碁AIの雄であるDeepZenGo(DZG)が参加している。1回戦は、高尾、河野、DZGが勝利し、21日の2回戦へと進んだ。余は1回戦で姿を消した。
21日の2回戦、日本勢の高尾、河野、DZGは揃って無念の敗退。次のラウンド(8月開催予定)へ進めなかった。
日本棋士とDZG、全体の結果は以下の通り。
〈6月21日〉2回戦(32強戦)日本勢の結果(左側が勝者)
汪 濤六段(中国)―△高尾紳路九段(日本)
△戎 毅五段(中国)― 河野 臨九段(日本)
王 昊洋六段(中国)―△DeepZenGo(ワイルドカード)
――△印は先番。
〈6月21日〉2回戦(32強戦)全体の結果(左側が勝者)
黄 昕四段(中国)―△張 璇八段(中国)
△李 世乭九段(韓国)― 崔 哲瀚九段(韓国)
△李 立言初段(北米)― 陳 耀燁九段(中国)
△朴 永訓九段(韓国)― 童 夢成六段(中国)
△陳 梓健四段(中国)― 陸 敏全四段(中国)
△范 蘊若六段(中国)― 韓 態熙六段(韓国)
檀 嘯八段(中国)―△唐 韋星九段(中国)
何 暘初段(中国)―△高 宇三段(中国)
△柯 潔九段(中国)― 黄 静遠三段(中国)
謝 科三段(中国)―△李 喆六段(中国)
李 軒豪六段(中国)―△国 宇征五段(中国)
△廖 元赫五段(中国)― 羅 玄八段(韓国)
朴 廷桓九段(韓国)―△周 睿羊九段(中国)
――△印は先番
3回戦(16強戦)の組み合わせ
黄 昕四段(中国)―李 世乭九段(韓国)
廖 元赫五段(中国)―戎 毅五段(中国)
李 軒豪六段(中国)―李 立言初段(北米)
謝 科三段(中国)―檀 嘯八段(中国)
柯 潔九段(中国)―朴 廷桓九段(韓国)
何 暘初段(中国)―陳 梓健四段(中国)
范 蘊若六段(中国)―汪 濤六段(中国)
王 昊洋六段(中国)―朴 永訓九段(韓国)
夢百合杯は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
参加棋士
- 日本
- 高尾紳路九段、河野臨九段、余正麒七段
- 中国
- 柯潔九段、周睿羊九段、柁嘉熹九段、陳耀燁九段、唐韋星九段、党毅飛九段、芈昱廷九段、江維傑九段、連笑八段、檀嘯八段、李喆六段、汪濤六段、陶欣然六段、李軒豪六段、童夢成六段、王昊洋六段、范蘊若六段、許嘉陽六段、国宇征五段、楊鼎新五段、廖元赫五段、李翔宇四段、陳梓健四段、黄昕四段、馬逸超四段、辜梓豪五段、戎毅五段、李必奇三段、黄静遠三段、高宇三段、謝科三段、程宏昊二段、何暘初段
(女流枠)張璇八段、陸敏全四段、尹渠初段、趙奕斐初段 - 韓国
- 李世乭九段、朴廷桓九段、崔哲瀚九段、朴永訓九段、姜東潤九段、安祚永九段、羅玄八段、姜儒澤八段、安国鉉八段、韓態熙六段、李志賢六段、申真諝八段、申旻埈五段、韓昇周四段
- 中華台北
- 蕭正浩九段
- 欧州
- Ilya shikshin初段、Mateusz初段
- 北米
- 李立言初段、殷明明初段
- アマチュア
- 朴鐘昱、朴慶濬、趙南均、文儒彬
- ワイルドカード
- DeepZenGo