DeepZenGo(囲碁AI)が藤沢に勝利!【日中竜星戦エキシビジョンマッチ】


第3回日中竜星戦のエキシビジョンマッチとして、藤沢里菜女流本因坊と囲碁AIのDeepZenGoとの対局が4月29日13時から東京都千代田区の「ベルサール飯田橋駅前」で行われた。

持ち時間は藤沢が30分で、使い切った後30秒の秒読み。途中1分15回の考慮時間。DeepZenGoは45分で行われた。結果は、DeepZenGoが159手までで黒番中押し勝ちをおさめた。

両対局者のコメント

藤沢女流本因坊
「DeepZenGoが強いのは知ってたが、あまり意識せずに精一杯頑張った。足早に打たれ、序盤で苦しくしてチャンスはなかった。
DeepZenGoは大局観が優れていて、難しくなったと思っても終わってみれば差があった。
左辺で黒83、85と手厚くキリノビられた手は印象に残った。白28では、一路右に打つか、急所(黒39)に打ったほうが良かった」

DeepZenGoの開発チーム代表の加藤さん
「一力さんと戦った電聖戦よりバージョンが上がり、負けにくくなっている。
(左下で黒49、黒51と打った手について)自分が安定して、相手が浮き石になる手を、DeepZenGoは人間が評価するよりも高く評価している。
夢百合戦に出場するが、6月の1回戦、2回戦をクリアできれば、11月末までにはもっと強くなるので優勝できると予想している」

16時からは一力遼竜星と芈昱廷中国竜星の対決となった第3回日中竜星戦が行われる。

第3回日中竜星戦エキシビジョンマッチは、BSスカパー!で生中継されました。また、日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継しました。

対局は公開対局で行われた
藤沢「序盤で苦しくした」
小林光一名誉棋聖、謝女流棋聖による大盤解説会