石田芳夫九段(24世本因坊秀芳)の「旭日小綬章」受章について


 この度、2022年春の叙勲で、日本棋院東京本院所属の石田芳夫九段(24世本因坊秀芳)が「旭日小綬章」に選ばれました。

令和4年4月29日 公益財団法人 日本棋院

略歴

昭和23年(1948年)8月15日生。
出生地 愛知県
師匠 故・木谷實九段
所属 日本棋院東京本院
タイトル総獲得数(公式) 24
タイトル/称号 永世本因坊有資格者 
※ 60歳より二十四世本因坊秀芳を名乗る
石田芳夫九段
(24世本因坊秀芳)
昭和38年(1963年) 日本棋院東京本院所属棋士として入段(プロとして採用)
43年(1968年) 第12期首相杯優勝
☆初タイトル獲得
46年(1971年) 第26期本因坊戦で林海峰本因坊を4-2で破りタイトル奪取
☆22歳で史上最年少(当時)の本因坊となり「秀芳」と号す
49年(1974年) 第13期旧名人戦で林海峰名人を4-3で降す。
☆史上3人目の名人本因坊となる
50年(1975年) 第30期本因坊戦で坂田栄男九段を4-3で破り5連覇
☆永世本因坊有資格。第二十四世本因坊に。

受賞履歴

平成28年(2016年) 紫綬褒章
令和4年(2022年) 旭日小綬章

石田芳夫九段(24世本因坊秀芳)のコメント

6年前に紫綬褒章を頂戴し、続いてこの度、旭日小綬章を受賞したことは光栄としか言えません。昨年末、同じ木谷門の先輩である大竹英雄名誉碁聖が79歳で引退されました。私は8月で74歳になり、引退を意識する年齢となりましたが、1200勝と2000局を目標に頑張ります。

  • ※ 公式戦1869対局。1144勝724敗1無勝負(4月29日時点)