日本発の囲碁AI開発プロジェクト「DeepZenGoプロジェクト」が終了することに伴い、最後の対局として、過去に同ソフトを破った棋士と対戦する「囲碁電王戦FINAL」の最終第3局が4月7日(土)に東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われた。
結果は、DeepZenGoが趙治勲名誉名人に黒番中押し勝ち、「囲碁電王戦FINAL」はDeepZenGoが2勝1敗の勝ち越しとなった。
「囲碁電王戦FINAL」はニコニコ生放送で生中継されました。また、日本棋院ネット対局「幽玄の間」でも中継いたしました。
終局後のコメント
趙治勲名誉名人「DeepZenGoは無茶苦茶強かった。もうちょっと楽しまなきゃいけなかったが、早々につぶれてしまった。AIの碁、DeepZenGoの碁を勉強して勝てるようになりたいので、もし本当にやめるのなら残念。
『幽玄の間』でも若手と打ってくれて、DeepZenGoには感謝の言葉しかない」
DeepZenGo開発チーム代表の加藤英樹氏「勝ち越して良かった。DeepZenGoプロジェクトの元々の目標は、李世乭に勝ったAlphaGoに勝つことなので、プロジェクトは終了する。Zenが終わるわけではなく、今後は未定だが使い勝手をよくすることなどを考えている」