一力遼棋聖の応氏杯優勝によせて


理事長 武宮陽光

 決勝五番勝負で二連勝した後のプレッシャーは、これまでにない程大きいものであったと思います。
 重圧の中、また名人戦挑戦手合を戦う過密日程の中で偉業を達成されたことに、心から賞賛の意を表します。
 日本棋院創立100周年の記念すべき節目の年に、ファンの悲願であった国際棋戦優勝を成し遂げられたことは大変感慨深く、これまで囲碁界を支えてくださった多くの皆様に良い報告が出来ましたことを大変嬉しく思います。
理事長 武宮陽光

師匠 宋光復九段

 一力三冠おめでとうございます。
 泣き虫だった少年の夢が叶いました。
 学業、経営との両立の中で多くの試練を乗り越えての世界一、 正に立派です。
 また二刀流では世界タイトルは取れないと言う多くの評価を覆す快挙でもあります。
 入門以来19年常に走り続ける毎日の中でこれを機に師匠としては少し休みを取って欲しいと思う所ですが三冠の事ですからこれからも同じ様に今まで以上に全速力で走り続ける事でしょう。
 どうか体調には気をつけながら更なる活躍を期待しています。
宋光復九段

ナショナルチーム監督 高尾紳路九段

 一力遼棋聖、世界一おめでとうございます。
 ナショナルチームで先頭に立って、日本の棋士を引っ張る姿にいつも感銘を受けています。これからも若い棋士の良い目標でいてください。
高尾紳路九段