平素は弊院に対し格別のご高配を賜り、御礼申し上げます。今般、「大倉喜七郎賞」並びに「秀哉賞」の受賞者が、2月6日に開催された選考委員会で以下の通り決定されました。
1.「第47回大倉喜七郎賞」 ※敬称略年齢順
大倉喜七郎賞は故大倉喜七郎氏の遺徳をたたえ、プロ、アマ、国内外を問わず囲碁普及に特に功労のあった方に贈られる賞で、第47回の受賞者は下記の3名の方々です。- ○ 笹川 陽平(ささかわ ようへい) 公益財団法人日本財団会長 同笹川平和財団名誉会長 79歳
日本棋院会館の建設時より、建設費、改修費の支援により、さまざまな利用者が安全に、楽しくご利用いただける会館づくりに多大なる貢献をし、囲碁ファンの拡大に繋げた。 - ○ 小山 鎮男(こやま しずお) 日本棋院棋士八段(東京本院所属退役棋士) 78歳
昭和40年入段 平成16年七段 同17年引退八段 平成8年普及功労賞受賞
クイズ番組で数多くの優勝を誇りクイズ王と呼ばれ、囲碁棋士の存在感を世間にアピールした。NHK囲碁講座では3年間講師を務める等、精力的に囲碁普及に貢献。 - ○ 矢田 美英(やだ よしひで) 東京都中央区長 77歳
平成24年4月より東京都中央区の区立小学校において「総合的な学習の時間」、伝統文化体験学習の枠を使い、正課授業に囲碁を採り入れ、現在は16ある区立小学校の内、8校が囲碁授業を実施して囲碁普及に多大なる貢献をした。 - * 大倉喜七郎賞選考委員
大崎 磐夫、渡部 恒三の各氏及び團 宏明理事長、山城 宏副理事長
2.「第55回秀哉賞」
秀哉賞は第21世本因坊秀哉名人の業績を永く記念するため、成績優秀で将来が嘱望される棋士に贈られる賞で、今回の受賞者と受賞理由は以下の通りです。
- ○ 井山 裕太(いやま ゆうた) 棋聖・名人・本因坊・王座・天元・碁聖・十段・NHK杯
比類のない成績により、満場一致で決定。6回連続受賞。
連続受賞記録としては、小林光一マスターズ・名誉棋聖・名誉名人・名誉碁聖に並んだ。 - * 秀哉賞選考委員
斎藤 十朗、三好 徹の両氏及び團 宏明理事長、山城 宏副理事長、大淵 盛人秀哉一門代表、武宮 正樹棋士会長