日本棋院では、院生出身者で棋士にならず、学生、社会人になる道を選んだ者のキャリア作りや社会的ステータスの一助となるよう、日本棋院公認の日本棋院院生修士号を付与することにいたしました。
- 1. 称号付与の意義
院生への公認称号付与により、大学の学位(博士、修士、学士)やMBA等のような社会的ステータス、また、入学、就職に向けたキャリア作りとして、院生希望者の増加が見込まれると考えます。
その結果として、潜在能力の高い若手有望棋士の発掘に繋がり、世界戦で戦える棋士の輩出に繋がることが期待されます。
なお、本件は「日本棋院100周年ビジョン」行動2「世界で勝てる棋士を数多く育成する」 1.院生制度改革の施策の一環です。 - 2. 称号の公認方法
院生在籍期間、研修成績及び行動評価(対局に向かう姿勢等)を総合的に勘案し院生師範会議で選考し、常務理事会で決定する。- (1) 院生在籍期間については原則3年以上在籍することを基準とする。
ただし、例外として3年に満たない場合でも選考の対象とすることがある。 - (2) 研修成績、行動評価については、称号付与に相応しいかどうかを院生師範会議にて意見を纏め選考する。
- (1) 院生在籍期間については原則3年以上在籍することを基準とする。
- 3. 称号の名称
日本棋院・院生修士 - 4. 実施時期
平成28年12月1日より実施