日本棋院新理事長に小林覚副理事長を選定


 公益財団法人日本棋院は、4月2日の臨時理事会にて小林覚副理事長を新理事長に選定し、就任いたしました。
 小林新理事長は、2018年6月から副理事長に就任しており、2019年3月31日付の團宏明前理事長の辞任にともない、理事長に就任することになりました。任期は團前理事長の残任期間となる2020年6月までになります。
小林覚新理事長
「團前理事長のもと、日本棋院の運営にあたって参りました。このたび理事長職をバトンタッチすることになりました。日本棋院の財務体質の改善など課題は多くございますが、井山裕太五冠をはじめ新初段の皆様などの良き話題を追い風に、日本の囲碁界のため、日本棋院の舵取り役としてさらなる努力をして参りたいと思います。引き続きまして日本棋院へ皆様のご指導とご支援をお願い申し上げます」

小林 覚 九段(こばやし・さとる)
 1959(昭和34)年4月5日生。長野県松本市出身。故・木谷實九段門下。74年入段、87年九段。小林千寿六段は実姉。小林健二七段、準棋士小林孝之は実兄。四姉弟の末弟。日本棋院東京本院所属。2018年6月から日本棋院副理事長。
 1982年に第13期新鋭戦で優勝。83年名人戦リーグ入り。89年にはテレビ囲碁アジア選手権準優勝。90年第3期IBM杯優勝、95年に第19期棋聖、第20期碁聖、第42回NHK杯。96第5期竜星、97年第2回三星火災杯準優勝、98年第5期アコム杯、2000年第33回早碁選手権、05年第30期名人挑戦、07年第31期棋聖挑戦、13年第3回マスターズカップ、17年第7回マスターズカップなど。タイトル獲得数は11。

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