藤沢里菜若鯉杯、日本囲碁ジャーナリストクラブ賞に決定


 新聞、テレビ等囲碁担当記者らで構成される東京囲碁記者会が選ぶ「第38回日本囲碁ジャーナリストクラブ賞」選考会が11月24日に東京・市ヶ谷の日本棋院で行われ、藤沢里菜若鯉杯(22)が選ばれた。同賞は、棋戦での活躍のみならず棋戦以外の活動も選考対象としている。
 藤沢若鯉杯は、選考会直前の11月21、22日に行われた若手棋戦、第15回広島アルミ杯・若鯉戦において、リーグ経験者を次々と破って男女混合棋戦で囲碁界史上女性初となる優勝を果たした。この結果は"ガラスの天井"を破った意味で非常に大きなインパクトがあった。さらに藤沢若鯉杯は囲碁ファンへ真摯に接するなど普及にも努めており、それらの活動と合わせて評価された。
 藤沢若鯉杯は「選考して頂き本当に光栄です。とても恐縮ですが、私でよければ是非受けさせて頂きます。賞に恥じないようこれからも精進して参ります」と話した。
藤沢里菜若鯉杯