公益財団法人日本棋院（以下「弊院」という。）は、2月29日、東京高等裁判所にて、弊院所属、依田紀基棋士より2020年4月28日付で提起のありました地位確認請求訴訟の控訴審について、第一審（注）に引き続き、依田氏の請求を棄却する旨の弊院勝訴判決を得ましたのでお知らせいたします。

注）2022年10月14日東京地方裁判所判決 ⇒ 日本棋院勝訴

訴訟の概要について

　依田九段がインターネット上で不適切な投稿をしたこと等を理由として、日本棋院が実施する棋戦に出場する資格を6か月間停止する旨の処分（以下「本件処分」といいます。）を行ったことについて、依田九段が、本件処分の無効を主張して、日本棋院に対し、依田九段が本件処分所定の資格停止期間において日本棋院が実施する棋戦に出場することができる地位にあることの確認を求めたものです。
　なお、控訴審において、依田九段側は、訴訟上の請求を一部変更及び追加しておりましたが、東京高等裁判所は、そのいずれも棄却・却下しております。