棋戦
囲碁は究極の頭脳ゲームであると同時に、二人で創る調和の芸術であり、真理を追究する一種の哲学ともいえます。
その創造的思索の頂点を極めるべく、プロ棋士は日頃、精進の成果を盤上で競っています。
日本棋院では新聞、テレビ、協賛社等の協力を得て各種プロ棋戦を主催・後援し、またそこから数々の歴史とドラマが生まれています。
棋聖戦、名人戦、本因坊戦、王座戦、天元戦、碁聖戦、十段戦、阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦、新人王戦、王冠戦、囲碁マスターズカップ、広島アルミ杯・若鯉戦、NHK杯、竜星戦、女流本因坊戦、女流名人戦、ドコモ杯女流棋聖戦、会津中央病院杯 等
詳細は下記ページよりご確認ください。
棋士の養成・育成
ナショナルチーム
「日本の代表として一丸となって戦う」という強い動機付けを持った囲碁ナショナルチームを平成25年度より編成し、棋士の棋力強化に努め、日本の棋士の世界戦における成績向上を目指します。
強化策としてメンバーによる研究会、インターネット対局、合宿などを行っています。
また活動を支援することを目的とした募金の募集を行っています。
院生
伝統文化囲碁の継承とプロ棋士の育成のため、養成部門として「院生」制度を設け、東京本院、関西・中部両総本部の三ヶ所で、将来性ある少年少女を育成しています。
毎年プロ入段試験手合が行われ、その中で勝ち抜いた数名が晴れて棋士となることができます。
日本棋院では世界に誇れる強い棋士の育成をめざしています。
プロ棋士をめざす14歳以下の青少年を募集しています。
年齢に応じた棋力が必要で、棋譜と試験対局で審査(院生師範の審査)されます。
普及活動
支部、会員、免状発行
東京本院をはじめ、関西総本部、中部総本部を拠点に北海道本部や九州本部など各都道府県に本部・支部連合会をおき、さらに全国650の支部及び会員を組織して各地区の囲碁振興・会員相互の親睦を図り、より広い普及をめざしています。
またプロ棋士・支部などの推薦、大会成績、紙上問題合格などで日本棋院がアマチュアの段位・級位の認定を行い、25級〜1級までの級位認定状・免状、初段〜八段までの段位免状を発行しています。
それぞれについて詳しくは下記ページをご覧ください。
青少年への囲碁
小中学校・地域
文部科学省では、心の豊かさは、学校生活だけで身に着くものではなく、家族や同じ地域で暮らす人々と触れ合いながら得られるものだと考えられています。
日本棋院では囲碁を通じて地域社会の活性化、町づくりのツールとして、地方自治体・行政と提携して事業を推進しております。
大学囲碁講座
平成10年、沖縄・真和志高校では初めて囲碁をクラブ活動としてではなく正課として採用しました。
大学でも、一芸入試などの入学者選抜方式の多様化により、囲碁で入試合格する者も出はじめ、また東京大、早稲田大、慶応義塾大等ではすでに授業の一部に囲碁を採り入れています。
海外普及・交流
囲碁は世界各地に急速に普及し、今や東洋伝統文化だけでなくグローバルな現代文化となりつつあります。
日本棋院では囲碁をさらに広く深く世界へ普及するため、海外への棋士派遣、各国から代表選手を招いて行う世界アマチュア囲碁選手権の開催など多彩な普及交流活動を展開しています。
また南米本部(サンパウロ)、ヨーロッパ囲碁文化センター(アムステルダム)、アメリカ西部囲碁センター(シアトル)を海外普及の拠点として設立するとともに「国際囲碁連盟」(IGF)を組織し、囲碁を頭脳のスポーツとして、チェスやブリッジと同様に世界のゲームの位置付けをめざしています。
イベント・大会・会館
情報提供
出版事業
日本棋院では「月刊碁ワールド」を定期刊行物として発行しています。
また、入門から高段者向けまで幅広い囲碁ファンを対象に書籍を発行しています。
これらは電子書籍としてインターネットを介しても配信提供しています。
インターネット
日本棋院ホームページでは棋戦やイベントなどの各種情報をリアルタイムで配信しています。
囲碁界情報配信サービス「棋道web」、インターネット対局サイト「幽玄の間」、棋譜配信サービス「情報会員」など、インターネットを利用したサービスを提供しています。
日本棋院のインターネットサービスサイト
表彰事業
日本棋院では囲碁界の発展、普及に尽力された方や顕著な活躍を残した棋士に対して表彰を行っています。
各賞の概要・受賞者は下記からご覧ください。