囲碁殿堂表彰

第16回表彰

坂田 栄男(さかた えいお)

生年
1920年(大正9)
没年
2010年(平成22)
経歴(棋歴)と主な業績
東京都出身。増淵辰子八段門下。昭和10年入段、36年本因坊獲得。40年29連勝を記録(歴代1位)。実力制で初の名人本因坊、本因坊7連覇など坂田時代を築いた。囲碁界初の1千勝達成、通算タイトル獲得記録64等数々の記録を残すなどその輝かしい実績が評価された。
昭和53年から昭和61年まで日本棋院理事長。平成4年囲碁界初の文化功労者に選ばれた。門下に新垣武九段ら。切れ味の鋭い棋風で「カミソリ坂田」「シノギの坂田」と称された。
坂田 栄男
坂田 栄男

趙 南哲 (チョ ナムチョル)

生年
1923年
没年
2006年
経歴(棋歴)と主な業績
韓国棋院設立の功労者。木谷實が京城訪問中に趙の才能を見出し、14歳で来日し、門下生となる。17歳で韓国人として初の日本棋院所属棋士となる。しかし戦争が激化したことにより帰国。戦後は韓国に囲碁組織を作ることに尽力し漢城棋院を設立。1955年に韓国棋院の設立に至る。その後韓国囲碁界ではトップ棋士として活躍。1956年韓国初のタイトル戦第1期国手戦で優勝。甥の趙治勲、曺薫鉉らの日本留学を支援するなど、日韓の囲碁の発展の功労者となる。1984年大倉賞受賞。韓国棋院名誉理事長。
趙 南哲
趙 南哲

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