井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第5局が12月16日(水)午前9時から徳島県徳島市の「徳島グランヴィリオホテル」で行なわれた。
結果は183手までで一力遼碁聖が黒番中押し勝ちをおさめシリーズ成績を3勝2敗で初めての天元位を獲得した。井山の天元6連覇はならなかった。一力は碁聖と合わせて二冠に、また規定により17日付で九段に昇段する。
一力新天元のコメント 「(序盤について)シチョウアタリでツケていくのは予定の行動だったが、その後のツケノビは良かったかどうか分からない。実戦は大変な形勢かと思って打っていた。(黒75のコスミでは)オシなら普通だが形勢に自信が無かった。実戦は地で頑張ったが白が厚くなった。(白106では)切られてコウになる展開でも自信はなかった。実戦でもちょっと悪いと思っていた。(黒119までトビ合った局面では)黒115にツガないと地合いが大変かと思っていた。中央がどれぐらいまとまるか、実戦の様な戦いになれば大分難しくはなった。右上を取って、中央セメドリで先手で打てる様な恰好になって少しよくなったかと思った。(シリーズを振り返って)3局目の内容がまずく、その時は厳しいかと思ったが、何とか自分の力を出し切れた。内容はまだまだ及ばない部分も多いと感じたので、来年はさらに精進していきたい。」
井山前天元のコメント 「シチョウアタリからの変化で、実戦ぐらいであれば感触としては仕方ないと思っていた。長期戦の様相で、序盤はっきりとは分かっていなかった。(左辺の攻防では)何が最善かよく分からず、コウにする図と実戦の比較がよく分からなかったのと、その前に白96オサエの手で、(5-七)オシなど形を決めに行くべきだったかもしれない。ツケコシた手(白124)は無理気味な仕掛けだったかもしれない。他に打ちたい手もそんなに無かったので、その決断は仕方がない。(シリーズを振り返って)「全体的に内容が今一つ。1局目や本局はチャンスがあったかもしれないが、大事な所での精度や短い時間でいいパフォーマンスをするということに関しては本シリーズはイマイチだった。」
終局は16時48分、残り時間は持ち時間3時間のうち、一力新天元は2分、井山前天元は3分だった。
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井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第5局が12月16日(水)午前9時から徳島県徳島市の「徳島グランヴィリオホテル」で行なわれる。
五番勝負の見どころを特集ページに、両対局者の意気込みを対局者プロフィールページに掲載している。
対局の進行は当サイトおよび日本棋院のネット対局「幽玄の間」で観戦できる。
井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第4局が12月7日(月)午前9時から兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で行なわれた。
結果は208手までで一力遼碁聖が白番中押し勝ちをおさめシリーズ成績を2勝2敗とした。
一力碁聖のコメント 「(下辺で白6子をとられた辺りについて)120にハネた時は正しく打てば残るかなと思ってました。 150で黒2子を抜いた辺りで手ごたえがありました。 ひとまず最終局まで来られたことはよかった。すぐ来週あるのでいい状態で臨めるように頑張りたいと思います。」
井山天元のコメント 「(右上のフリカワリについて)その後に手を付けられたりと実戦より良い図が無いと苦しい感じです。 下辺98とツケ切られたときの対処がまずかったのか、フリカワリがまずいのか現状ではちょっとわからない。 (下辺で白6子をとってはねられた辺りは)はっきり足りない雰囲気でした。 最終局もたくさん経験してきたのでベストを尽くしたいと思います」
終局は16時38分、残り時間は持ち時間3時間のうち、井山天元は2分、一力碁聖は3分だった。
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井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第4局が12月7日(月)午前9時から兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で行なわれる。
五番勝負の見どころを特集ページに、両対局者の意気込みを対局者プロフィールページに掲載している。
対局の進行は当サイトおよび日本棋院のネット対局「幽玄の間」で観戦できる。
井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第3局が11月27日(金)午前9時から福岡県久留米市の「ホテルマリターレ創世 久留米」で行われた。
結果は180手までで井山天元が白番中押し勝ちをおさめシリーズ成績を2勝1敗とした。
井山天元のコメント 「両三々は本番で使ったことがなかったが使ってみようと思った。白64で3子を取ったところは判断が難しく長期戦かなと思った。シノギ勝負になったが、正しく打てば行けると思っていた。白152でなんとかなるかなと思った。」
一力碁聖のコメント 「左辺3子が取られたのが大きくて地合いが大変になってしまった。中央では黒103とツケて勝負形にすることができた。正しく打っていれば勝てたかもしれないが時間配分がまずかったかもしれない。地合いで苦しくなる前になんとかしないといかなかったと思う。」
終局は17時10分、残り時間は持ち時間3時間のうち、井山天元は2分、一力碁聖は1分だった。
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井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第3局が11月27日(金)午前9時から福岡県久留米市の「ホテルマリターレ創世 久留米」で行われる。
五番勝負の見どころを特集ページに、両対局者の意気込みを対局者プロフィールページに掲載している。
対局の進行は当サイトおよび日本棋院のネット対局「幽玄の間」で観戦できる。
井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第2局が10月20日(火)午前9時から北海道札幌市の「京王プラザホテル札幌」で行われた。
結果は223手までで井山裕太天元が黒番中押し勝ちをおさめシリーズ成績を1勝1敗のタイとした。
井山天元のコメント 「ずっと難しくどれがよいのか判断もずっとわからなかった。左辺(黒107)では少し損をしたと思うがどうしたらいいか難しい。勝ちが見えたのはほんとの最終盤。1ヶ月空くので準備してよい状態で臨みたい。」
一力碁聖のコメント 「序盤は何が正しいのかわからない。黒75と切られては受けに回る展開になってしまった。右上ではもう少しよくなる図があったように思う。黒161の時点で少し足りないと思った。最後正しく打てばもう少し細かかったと思う。第3局は間隔があるので気持ちを新たに頑張ります。」
終局は17時49分、残り時間は持ち時間3時間のうち、両者ともに1分だった。
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井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第2局が10月20日(火)午前9時から北海道札幌市の「京王プラザホテル札幌」で行われる。
五番勝負の見どころを特集ページに、両対局者の意気込みを対局者プロフィールページに掲載している。
対局の進行は当サイトおよび日本棋院のネット対局「幽玄の間」で観戦できる。
井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第1局が10月8日(木)午前9時から愛知県名古屋市の「賀城園」で行われた。
結果は290手までで一力遼碁聖が黒番半目勝ちをおさめ先勝した。
一力碁聖のコメント 「一局を通して難しかった。中盤ははっきり黒が悪かった。中央のヨセが正しかったか分からない。半目勝負かなと思っていたが残りそうかなと思っていた。 幸先のよいスタートが切れてホッとしている。2局目以降も精一杯頑張りますので応援よろしくお願いいたします。」
井山天元のコメント 「2の一にハネられたのが大きかったのかもしれないが今はよく分からない。15の三のキリで中央に黒地がついた。中央に打っておいたほうが多分よかったと思う。 残念な1局とはなったがきわどい勝負にはなったと思う。しっかりと準備していい碁をみせられればと思う。」
終局は18時19分、残り時間は持ち時間3時間のうち、両者ともに1分だった。
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井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第1局が10月8日(木)午前9時から愛知県名古屋市の「賀城園」で行われる。
五番勝負の見どころを特集ページに、両対局者の意気込みを対局者プロフィールページに掲載している。
対局の進行は当サイトおよび日本棋院のネット対局「幽玄の間」で観戦できる。
また14時からYouTubeの中日新聞デジタル編集部チャンネルでオンライン解説会を配信する。
井山裕太天元への挑戦者を決める第46期天元戦挑戦者決定戦・ 一力遼碁聖 対 河野臨九段が9月4日(金)に東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われた。
結果は198手まで一力遼碁聖が白番中押し勝ちをおさめ挑戦権を獲得した。
一力は3期ぶり三度目の挑戦手合出場となる。河野の8期ぶりの挑戦手合出場は成らなかった。
一力遼碁聖のコメント 「(井山天元は)厳しい相手ですので万全の準備をして精一杯臨みたい。一局一局がんばりたい。一応結果が出てきているので自信持って臨みたい。」
河野臨九段のコメント 「それなりに戦っている手応えはあったがコウ含みの難しい中終盤だったと思う。コウを解決してから悪化させてしまった。そこに非常に悔いが残っている。」
井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負第1局は10月8日(木)に愛知県名古屋市「賀城園」で行われる。
井山裕太天元への挑戦者を決める第46期天元戦挑戦者決定戦が9月4日(金)に行われる。
挑戦者決定戦に進出したのは、一力遼碁聖と河野臨九段。
対局は4日の午前10時より日本棋院東京本院で行われる。
持ち時間は3時間、同日夕刻に決着の見込み。
一力が勝てば3期ぶり三度目の天元挑戦に、また河野が勝てば8期ぶり6度目の挑戦手合となる。
この対局は当サイトおよび日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継される。